生活が「苦しい」と答える世帯が増加――2023年国民生活基礎調査
厚生労働省は7月5日、2023年国民生活基礎調査の結果を公表した。この調査は、保健、医療、福祉、年金、所得などの国民生活の基礎的事項を調査し、厚生労働行政の企画、立案に必要な基礎資料を得ることを目的に実施している。
世帯の状況を見ると、単独世帯は1,849万5,000世帯で、全世帯の34.0%を占め、世帯数、割合とも1986年の統計開始以来過去最高となった。厚労省は、高齢化が進んでいるほか未婚率の上昇により、世帯が小規模化していることが要因としている。一方、児童のいる世帯