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中医協が胃がん患者の適用判定の新たな臨床検査を了承(2024年4月24日)

中医協は4月24日、持ち回りで総会を開催した。臨床検査について、ベンタナ OptiView CLDN18 (43-14A)(ロシュ・ダイアグノスティックス)の保険適用を了承した。

測定項目は、CLDN18 タンパク免疫染色(免疫抗体法)・病理組織標本作製、測定方法は、免疫組織化学染色法(定性)。主な使用目的は、がん組織中のCLDN18 タンパクの検出(ゾルベツキシマブ(遺伝子組換え)の胃がん患者への適応判定の補助である。保険償還価格は、「PD-L1 タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製」の2700点を準用する。

ソーティクツ錠の薬価引下げへ

また、費用対効果評価専門組織から、医薬品の費用対効果評価案が報告された。膿疱性乾癬や乾癬性紅皮症の治療薬のソーティクツ錠(ブリストル・マイヤーズスクイブ)について、アプレミラストを比較対照技術とした費用対効果評価で、ICERが「500万円/QALY以上750万円/QALY未満」と判定された。価格調整係数は0.7であり薬価引下げになる見込みだ。

ソーティクツ錠の収載時価格は6㎎1錠で2770.90円、ピーク時の市場規模は225億円と予測され、費用対効果区分のH1(100億円以上)に該当した。

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