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日本健康会議がマイナ保険証の利用促進へフォーラム開催(2024年4月25日)

日本健康会議は4月25日、都内で「医療DX推進フォーラム―使ってイイナ!マイナ保険証」を開催した。マイナ保険証の利用率が低迷するなか、厚労省が5月から7月までを「マイナ保険証利用促進集中取組月間」と位置付けたことを踏まえ、利用者への積極的な呼びかけなど「マイナ保険証利用促進宣言」を採択した。

フォーラムでは来賓として武見敬三厚労大臣、斎藤健経産大臣、河野太郎デジタル大臣、加藤勝信前厚労大臣が挨拶した後、日本健康会議の共同代表である日本医師会の松本吉郎会長や健保連の宮永俊一会長、日本商工会議所の小林健会頭らと来賓によるマイナ保険証利用促進宣言を行った。

【マイナ保険証利用促進宣言】
私たちは、より質の高い医療の実現のため、一人でも多くの国民の皆様にマイナ保険証のメリットを実感して利用いただけるよう、医療機関・薬局、保険者、事業主、行政など、医療に関わる全ての主体が一丸となって、マイナ保険証の利用促進に取り組みます。
・ 国においては、医療DXの推進に向け、率先して、国民の皆様に安心してマイナ保険証を利用いただけることや、マイナ保険証のメリットを分かりやすい形で発信するとともに、医療界、経済界、保険者等の取組を支援します。
・ 医療機関・薬局においては、データに基づくより質の高い医療の実現に向け、受付事務を点検し、窓口等で積極的にマイナ保険証の利用を呼びかけるなど、利用率の向上に取り組みます。
・ 保険者においては、加入者に対してマイナ保険証の利用を呼びかけるとともに、新規加入者が速やかにマイナ保険証を利用できるよう、事業主による届出から5日以内の迅速かつ正確なデータ登録を徹底します。
・ 事業主においては、職場を通じて従業員と家族にマイナ保険証の利用を呼びかけ、また、新規資格取得者が速やかにマイナ保険証を利用できるよう、マイナンバーの提出や資格取得から5日以内の届出を徹底します。

その後、5月からテレビなどで放映するマイナ保険証利用促進PR動画の上映、同動画に出演している俳優の内藤剛志さんと武見大臣によるトークセッションが行われた(写真)。

第2部では、マイナ保険証の利用促進の事例報告として医療機関、歯科医療機関、薬局、事業主、被用者保険、地域保険における取組みが発表された。

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