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支払基金の6年度審査支払平均手数料は▲2.40円の1件当たり55.90円に(2023年12月27日)

社会保険診療報酬支払基金は12月27日、令和6年度の審査支払業務の平均手数料について公表した。レセプト1件当たりの平均手数料は令和5年度から2.40円引き下げの55.90円とする。【社会保険旬報編集部】

支払基金は、保険者の委託を受けて診療報酬の審査支払を実施しているが、そのために必要な事務費は保険者によって負担される手数料で賄われている。

具体的なレセプト1件当たりの手数料については、毎年度その額を保険者団体と支払基金との間で協議、決定している。令和6年度の審査支払業務の手数料に関しては、11月に協議が行われ、12月には保険者団体と支払基金との間で合意した。

平均手数料(手数料水準)は、レセプトの平均手数料を55.90円(税込)/件と設定する。これは①令和5年度予算(58.30円/件)と比較して▲2.40円②ピーク時の平成9年度決算(107.88円/件)と比較して▲51.98円となる。

実際の医科・歯科レセプトと調剤レセプトの手数料(基本手数料)は、

  1. 電子レセプト(医科・歯科分)及び紙レセプト
    ・一般分レセプト:69.80円(対前年度▲1.80円)

  2. 電子レセプト(医科・歯科分)
    ・判断が明らかなレセプト:39.60円(対前年度▲1.90円)

  3. 調剤分
    32.60円(対前年度▲2.60円)

―とする。また、付加手数料については令和5年度予算と同額とする。


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