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診療報酬改定の告示・通知にあわせ改定内容を説明(2024年3月5日)

厚労省は3月5日、2024年度診療報酬改定の告示・通知の発出とあわせて、改定説明資料等を厚労省ホームページで公開した。説明動画も掲載し、厚労省保険局の眞鍋馨医療課長らが改定内容に関する説明を行っている。賃上げに関する動画も配信した。

動画で眞鍋課長は2024年度改定の全体像を説明。改定率は診療報酬本体はプラス0.88%。このうち、看護職員等の医療関係職種の賃上げにプラス0.61%、40歳未満の勤務医師等の賃上げにプラス0.28%を活用し、生活習慣病の管理料等の適正化でマイナス0.25%にするという大枠も定められた。

これらを踏まえた2024年度改定の主要項目として、9項目を掲げた。それぞれ、

  1. 賃上げ・基本料等の引上げ

  2. 医療DXの推進

  3. ポストコロナにおける感染症対策の推進

  4. 同時報酬改定における対応

  5. 外来医療の機能分化・強化等

  6. 医療機能に応じた入院医療の評価

  7. 質の高い訪問診療・訪問看護の確保

  8. 重点的な分野における対応

  9. 個別改定項目/医療資源の少ない地域への対応

―となっている。このような主要事項とあわせ、厚労省ホームページでは個別改定事項に関する詳細な資料を掲載している。

また、診療報酬改定DXの一環で、薬価改定を除き施行時期が4月から6月に後ろ倒しとなる。届出期間は5月2日~6月3日であること、経過措置の多くは9月末であることも伝えられた。

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