介護ロボット全国フォーラムが開催 生産性向上がテーマ(2024年1月26日)
テクノエイド協会は1月26日、都内で「介護ロボット全国フォーラム:テクノロジーを活用した介護現場の生産性向上を考えよう」を開催した。【社会保険旬報編集部】
メーカー40社による高齢者や障害者の自立や介助、介護者の業務を支援する介護ロボットなどの機器の展示やシンポジウムが行われた。
シンポジウムで厚労省老健局の峰村浩司高齢者支援課長(写真)は「介護現場の生産性向上等を通じた働きやすい職場環境づくり」をテーマに講演。介護現場の生産性を高める取り組みと、介護ロボットやICTなどの技術の普及促進について説明した。
介護の生産性の向上に関しては、「これまで国が旗振り役だったが、より一層の推進に向けて、令和5年には都道府県にも取り組みを促進する努力義務が設けられた。これに伴い、介護ロボットだけでなく生産性向上全般に関する総合相談窓口を、3年以内に全都道府県に設置するための働きかけが進められている」と述べた。