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男性の育児休業取得率は17.13%ー厚労省が令和4年度雇用均等基本調査を公表

前年度から3.16ポイント上昇

厚生労働省が7月31日に公表した令和4年度雇用均等基本調査の事業所調査によると、男性の育児休業の取得率は17.13%となり、前年度(13.97%)から3.16ポイント上昇した。一方、女性の育児休業の取得率は80.2%となり、前年度(85.1%)から4.9ポイント低下した。

出所:厚生労働省令和4年雇用均等基本調査

なお、調査は令和4年10月1日時点の状況について、常用労働者5人以上の3,339事業所の回答を集計しており、同年10月に施行された改正育児・介護休業法による産後パパ育休を取得した者や、分割して育児休業を取得した者は取得率に反映されていない。

政府は令和5年6月13日に閣議決定した「こども未来戦略方針」において、男性の育児休業取得率の目標を「令和7年(2025年)までに30%」から、同年までに「50%」に引き上げた。さらに令和12年(2030年)には、女性の取得率と同水準の「85%」とすることを目標としている。

男性の育児休業取得者がいる事業所は24.2%

事業所単位で見ると、令和2年10月1日から令和3年9月30日までの1年間に配偶者が出産した男性がいた事業所のうち、令和4年10月1日までに育児休業を開始した男性がいた事業所の割合は24.2%となり、前年度(18.9%)から5.3ポイント上昇した。

一方、同じく1年間に出産した在職中の女性がいた事業所のうち、令和4年10月1日までに育児休業を開始した女性がいた事業所の割合は86.7%となり、前年度(89.5%)から2.8ポイント低下した。

厚生労働省令和4年度雇用均等基本調査(7月31日)

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