2023年7月の記事一覧
8割女性・4割60歳以上の訪問介護へ負担軽減を、訪問看護では「連携」に注目――第220回介護給付費分科会(2023年7月24日)
厚生労働省は7月24日、第220回社会保障審議会介護給付費分科会を開催した。 今回は、居宅サービスの訪問系サービス(訪問介護・訪問入浴介護・訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導)および居宅介護支援・介護予防支援、そして福祉用具・住宅改修について議論を実施した。 【訪問介護】「自宅訪問と併設事業所とは別」、地方での類型見直しを求める声も訪問介護事業所数については横ばいの傾向が続いており、人手不足の影響などがうかがえたが、令和3年以降は微増傾向となっている。これ
バイオ継続品や地域差がある医療等の適正化、介護連携の推進を目標に追加――第4期医療費適正化基本方針を告示(2023年7月20日)
「医療費適正化に関する施策についての基本的な方針」(医療費適正化基本方針)の見直しが、本日7月20日に告示された。 医療費適正化基本方針は、6年を1期とする都道府県医療費適正化計画を作成するに当たって即すべき事項と、その評価や医療費の調査・分析に関する基本的な事項等を定めたもの。 今回の見直しは、2024年から2029年度を計画期間とした第4期医療費適正化計画の策定に向けたものとなる。 見直しは社会保障審議会医療保険部会で議論され、医療費の更なる適正化に向けて、①新たな
頭の上下動による脳への物理的衝撃が高血圧改善に好影響 国リハなどが「適度な運動」のメカニズムを発表(2023年7月7日)
国立障害者リハビリテーションセンター・国立循環器病研究センター・東京大学などからなる共同研究グループは、適度な運動が高血圧改善をもたらすメカニズムを発見したと公表した。運動による「頭の上下動による脳への物理的衝撃」が高血圧の改善に好影響を与えているという。発表によれば、頭部への物理的衝撃を高血圧者のヒトに適用すると高血圧が改善することを明らかにしたのは世界で初めて。 共同研究グループの発表によれば、認知症やうつ病、糖尿病、がんなど多くの加齢に関連した疾患・障害に「適度な運動