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新しい年金時代

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2022年8月の記事一覧

数理の目レトロスペクティブ|#14 厚生年金の財政運営の特色

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遺族年金のしくみと手続~詳細版|#14夫の死亡時に市会議員であった妻は遺族厚生年金を受給できるか

今回は、夫の死亡時に市会議員であり、幼稚園経営者である妻の遺族厚生年金の請求について、ご紹介します。妻は、現状では収入要件の基準額以上の収入を得ています。しかし、市会議員に次期は立候補しないことを表明しており、近い将来、基準額の収入を得られなくなると主張しています。これをどう判断するのかが、本事例のポイントです。 B子さんからの遺族厚生年金の請求 老齢厚生年金の受給権者であったA夫さんが死亡したとのことで、妻のB子さんから、遺族厚生年金の請求の相談を受けました。B子さんは

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数理の目レトロスペクティブ|#13 続・定義の大切さ

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年金・税金 わたしの相談事例 公開します|#11 入社月に退職したら社会保険料は

◆同月得喪(どうげつとくそう)とは? 最近は売り手市場が影響してか、短期間で転職を繰り返して、より良い条件の職場で働きたいと考える方も多いようで、せっかく入社してもあっけないほど早く退職してしまうケースがずいぶん増えたように感じるのは、私だけではないのではないでしょうか。 会社側はその方を採用するために手間も時間もかけ、場合によっては人材紹介料金も支払って期待を持って迎え入れるわけですから、退職の意思表示にほんとうにガックリされ、傍から見ていても何ともお気の毒で残念なこと

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#10 遷延性植物状態による請求

 日本人の死因上位3つ(いわゆる三大疾病)は、がん、心疾患、脳血管疾患です。これら三大疾病は、死亡の原因になる他、障害状態になる可能性もある疾病です。特に、脳にダメージを与える疾病は、肢体麻痺や高次脳機能障害に陥り、障害状態になる可能性が高くなりますので、脳血管疾患はもちろんのこと、がんであれば脳腫瘍、心疾患であれば、心停止による脳への酸素供給不足により、脳が大きなダメージを受け、障害状態になることも多い事例です。そのダメージの部分が、大脳(思考と行動を制御する部分の脳)と呼

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