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年金時代(無料版)

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年金・雇用労働関連のニュースや連載記事を掲載している無料マガジンです。
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#ドリームサポート

マニュアルシートを使って相談・説明を効率よく、効果的に!

令和6年度版「年金マニュアルシート」「障害年金マニュアルシート」「遺族年金マニュアルシート」(社会保険研究所から令和6年3月発売)は、年金業務に携わる実務者の方が、これから年金を受給する方に対して、制度や年金の受け取り方、請求手続などを効率よく、効果的に説明するためのシートです。限られた時間でお客様がお求めになっている疑問や不安に確実にお応えするためのツールとして、お使いください。 年金マニュアルシート目次(年金マニュアルシートの掲載内容) 1   何年加入したら受けられる

#40 これからの時代のインターンシップ

インターンシップとは インターンシップとは、「大学等での学修と社会での経験を結びつけることで、学修の深化や学習意欲の喚起、職業意識の醸成などにつながる取り組み」と定義づけられています。 学生のうちに社会経験を積むことは、様々なメリットがあります。座学で学んでいることが、現場ではどう活用されているのかを目の当たりにすることで腹落ちしたり、改めて学びの必要性を実感したりなど、今後の学生生活にとって良い影響をもたらします。 一方、企業に足を運び、そこの企業で働く社員の方ととも

#39 認定マークを取得して、企業の採用力強化を

認定マークを知っていますか? お客様と名刺交換をしたときに、下の図のようなマークが印刷されていて、話題になったことはありませんか? これは、「えるぼし」という厚生労働省の「認定マーク」です。 各省庁は、事業継続、健康経営、DX、子育て支援などの活動について、一定の要件を満たした企業を、活動に積極的な企業として認定しています。 認定マークはその認定を受けた証であり、認定された企業は、自社商品やホームぺージなどで、自社の魅力をアピールするために認定マークを活用できます。例え

#38 月60時間超の時間外労働の割増賃金率UPに関する実務解説

2023年4月より、中小企業の月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率が50%になりました。 遡ること2008年。労働者の健康確保の観点から長時間労働を抑制するために、月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率が25%以上から50%以上に引き上げられ、引き上げた分に関しては割増賃金の支払いに代えて有給の休暇を付与できる代替休暇制度が創設されました。 当初、中小企業は適用を猶予されていましたが、2023年の4月より大企業とともに中小企業も適用されることとなりました。 も

プロが伝える労働分野の最前線#1~5

(こちらは、2020年3月24日~7月20日に「Web年金時代」に掲載したものです。) #1 同一労働同一賃金の本質と誤解労働分野の旬なテーマを取り上げて、実務の参考となる情報を提供する新企画がスタート。最初のテーマは、令和2年4月に施行される同一労働同一賃金の法改正です。手掛けるのは、労働分野の最前線で実務を担う専門家集団――ドリームサポート社会保険労務士法人の執筆陣。初回は同法人の代表社員・安中繁さんです。 同一労働同一賃金は経済政策 働き方改革関連法の施行により、

プロが伝える労働分野の最前線 #6~10

こちらは2020年8月18日~12月15日に「Web年金時代」に掲載したものです。 #6 自宅におけるテレワークの労働時間管理労働分野の旬なテーマを取り上げて、実務の参考となる情報を提供する連載企画。6回目は新型コロナウイルス感染拡大とともに急速に普及したテレワークにおける労働時間管理がテーマです。筆者は、労働分野の最前線で実務を担う専門家集団――ドリームサポート社会保険労務士法人の髙橋麻弥さんが担当します。 新型コロナウイルス感染症に伴い、テレワークという言葉を耳にし

プロが伝える労働分野の最前線#11~15

(こちらは2021年1月19日~5月18日に「Web年金時代」に掲載したものです。) #11 副業・兼業 ~ダブルワーカーの労務管理方法について~労働分野の旬なテーマを取り上げて、実務の参考となる情報を提供する連載企画。第11回はますます注目される副業・兼業(ダブルワーク)の労務管理について、ドリームサポート社会保険労務士法人の浅川律子さんが解説します。 人生100年時代を迎えるなか、時代の変化が激しく先行き不透明であることに対する不安を感じている人が増えているように思い

プロが伝える労働分野の最前線 #16~20

(こちらは2021年6月15日~10月19日に「Web年金時代」に掲載したものです。 #16 フリーランスとの取引における留意点労働分野の旬なテーマについて、実務の参考となる情報を提供する連載企画。第16回は、フリーランスで働く人を活用する企業等における留意点をテーマに取り上げます。解説はドリームサポート社会保険労務士法人の鎌田良子さんです。 フリーランスを使う会社が増えている 人生100年時代、一億総活躍、副業解禁、多様な働き方が可能となった社会的背景から、フリーラン

プロが伝える労働分野の最前線#21~26

(こちらは、2021年11月18日~2022年3月17日に「Web年金時代」に掲載したものです。 #21 パワハラ研修のススメ ~社員階層別の実施が効果的!~中小企業にも適用されるパワハラ防止法 令和2年6月に改正労働施策総合推進法(いわゆるパワハラ防止法)が施行され、大企業に続き、職場におけるパワーハラスメント(パワハラ)防止措置が、いよいよ令和4年4月から中小企業でも義務化されます。 法律によってパワハラ防止対策が企業に義務付けられたことは、この問題が個人ではなく、

プロが伝える労働分野の最前線 #27~31

(こちらは2022年5月17日~9月15日に「Web年金時代」に掲載したものです。) #27 同一労働同一賃金の近況① ~全面施行から1年経って~同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者) と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)との間の不合理な待遇差の解消を目指して導入された同一労働同一賃金ですが、関連する改正法が全面施行されてからこの4月で1年が経過しました。 ▶パートタイム・有期雇用労働法:大企業2020年4

プロが伝える労働分野の最前線 #32~37

(こちらは、2022年10月18日~2023年3月16日に「Web年金時代」に掲載したものです) #32 規程と規定 どちらも「管理」ができていますか① ~規程編~規程と規定 社労士法人に寄せられる顧問先の皆様からの労務に関する相談。さまざまなテーマが話題になりますが、最近、よく出るもので「規程の管理」や「規定の管理」があります。管理ができていないといえる場面も多いですので、今回は、それらについて取り上げたいと思います。 なお、本稿では、賃金規程や育児・介護休業規程など