後藤厚労相が初登庁で挨拶「コロナ対策に全力を傾ける」(10月5日)
昨日4日に就任した後藤茂之厚生労働大臣は5日、初登庁後に厚生日比谷クラブで挨拶した。
旧大蔵省出身の後藤氏は、衆院長野4区選出で当選6回。自民党では厚生労働部会長や社会保障制度調査会介護委員長、国会では衆院厚生労働委員長や同委員会筆頭理事など厚生労働関係の要職を務めてきた。
就任にあたっては「厚生労働行政は多岐にわたり、国民の命と暮らしを守っていくために本当に重要な政策課題がたくさんあって身の引き締まる思いだ。まず新型コロナウイルス感染症対策は本当に重要な課題であり、全力を傾けていきたい。また社会保障制度改革も全世代型社会保障ということで取り組んできたが、しっかりと検討を続けていく」と抱負を述べた。
岸田首相からの指示として、「関係大臣と協力し、新型コロナウイルス感染症についてワクチン・治療薬の実用化と確保、病床および医療人材の確保、在宅療養者に対する対策の徹底や検査の拡充などに取り組むこと。また国の健康危機管理を抜本的に強化することを協議しつつ、しっかりやるようにと指示をいただいた。全世代型の社会保障改革を引き続き推進することや働き方改革など多岐にわたる指示があり、本当に重大な広範にわたる課題だなということでしっかりと取り組んでいきたい」と述べた。
その上で、「いずれにしても、国民のみなさんと、どうしてそのような政策をとっているのか、状況がどうであるのか政策対話を進めて、政策を実行することが大切だと思っている。しっかりと頑張っていきたい」と述べた。