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医師の働き方改革の報告書とりまとめで議論(3月15日)

厚労省の医師の働き方改革に関する検討会は3月15日、年度内の報告書とりまとめに向けた議論を行った。

医師の時間外労働上限の特例水準とする年間1860時間の賛否では、まだ1860時間の時間設定に明確に反対を示す意見が出ている。 ただ、労働組合側の委員も、「大変、抵抗感のある数字で、これで決めるのなら席を立ちたいという気持ちになる」と述べつつも、医療現場の実情を踏まえ、一定の理解を示した。

1860時間は、2036年までに特例水準の解消を目指す暫定措置。議論の中心は、2036年までの解消をどのように実現するかと、特例水準で36協定を締結する医療機関が1860時間より低い水準を設定し、着実に追加的健康確保措置が実施される体制確保となっている。  

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