臨床研修病院の指定継続の調査は第三者機関が可能に(5月29日)
医道審の医師分科会・医師臨床研修部会は5月29日、都道府県が臨床研修病院の指定継続を判断する際の病院への実地調査について、第三者機関が実施できることを了承した。第三者機関は、国がこれまで訪問調査で実施してきた評価項目による評価や、研修医へのインタビューを行う。
総合評価はこれまで三段階だったが、2020年度からは四段階とする。同日は、卒後臨床研修評価機構(JCEP)からヒアリングを行って新しい調査を実施できることを確認した。
また、医師の働き方改革により2024年度から実施される医師の時間外労働時間規制の内容が報告された。臨床研修医に対しては特例が適用され、年間1860時間が上限となる。厚労省は、臨床研修病院が現在の自院の36協定の締結状況を確認し、2020年度の労働実態を把握するよう周知する。