医療資源重点活用外来を担う病院の入院医療の評価に賛否(11月12日)
中医協総会は11月12日、令和4年度診療報酬改定に向け外来医療を議論した。来年度以降に位置付けられる医療資源を重点的に活用する外来を担う病院の評価が論点となった。入院医療における評価と、紹介元に患者を戻す際に情報提供を行った場合の診療情報提供料(Ⅲ)での評価を議論した。
入院医療の評価では、現状で定額負担が義務化されている地域医療支援病院に対して、入院初日の地域医療支援病院入院診療加算(1000点)がある。診療側の委員はこの加算と整合性のある入院医療での評価を求めた。支払側の委員は、入院医療での評価自体に対し慎重姿勢を示した。
医療資源重点活用外来を担う病院が紹介元への情報提供で、診療情報提供料(Ⅲ)を算定できるようにする方向性では、診療側・支払側とも概ね意見が一致した。