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日医は医師の時間外労働規制で罰則に反対(1月23日)

日本医師会の横倉義武会長は1月23日の会見で、厚労省が医師の働き方改革の検討会に示した医師の時間外労働規制の上限案に対する見解を述べた。厚労省案では、2024年度からの上限として年間960時間、月100時間、特例水準は年間1900~2000時間としている。

横倉会長は「勤務医の10%の2万人が、年間2000時間を超えるとされており、最優先で時間外労働を減少させなければならない。しかし、救急医療や手術時間の延長で時間外労働が増加することもあり、時間外労働が上限を超えても罰則を設けない仕組みが必要だ」と指摘した。

今後の対応としては「検討会は3月末にとりまとめを行う方針だが、日医は過酷な勤務の医師が希望を持てるよう、しかるべき答えを求めている」とした。

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