見出し画像

参院厚労委員会が健保法等改正法案の審議を終了(5月9日)

参議院厚生労働委員会は5月9日、「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律案」の審議を終了した。5月14日に委員会で採決が行われる予定だ。与党や立憲民主党、国民民主党、日本維新の会などの賛成多数で可決される見込み。附帯決議も付される方向だ。

5月9日の質疑で、川田龍平委員(立憲民主党)が「オンライン資格確認のホストコンピューターが停電や災害でダウンした場合の対策は講じているのか。セキュリティの問題も確認したい」と質問。

厚労省の樽見英樹保険局長は「このサービスはクラウドサービスを活用することで、高い水準のセキュリティサービスを確保するとともに、大規模な災害でもネットワーク等の安全性やデータのバックアップが確保されるシステムにしようと検討している。災害時でもネットワーク等の速やかな確保をシステムの要件にすることを考えている。医療機関で災害があり、短時間システムが停止したとしてもその後の速やかな復旧ということで、たとえば10分の診察後に資格確認を行うことができることを考えている。こうした場合でも健康保険証による資格確認は可能」と答弁した。

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。