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社会保障制度改革推進会議が社会保障の見直しを評価(6月29日)

政府の社会保障制度改革推進会議は6月29日、全世代型社会保障改革について議論した。医療保険制度の改革案をまとめた社会保障審議会医療保険部会の前部会長である遠藤久夫学習院大学教授は、「6月に成立した健保法等改正で、全世代型社会保障改革の名の下で、総合的に社会保障の見直しが行われたことを高く評価する」と述べた。

後期高齢者の自己負担の引き上げに言及し、「改革には痛みを伴うが、その中でも一歩前進したことを高く評価する。これはスタートであり、さらに改革を進めていく必要がある。そのために、根拠となる資料を示して、合意の形成を図ることが必要だ」と主張した。

伊藤渉財務副大臣は、「新型コロナで浮かび上がった医療提供体制について、改革を進める必要がある」と指摘。山本博司厚生労働副大臣は、次なる社会保障改革の総合的な検討に着手する考えを示した。

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