新型コロナ対策「みんなで安心マーク」は来週から発行(7月29日)
日本医師会は7月29日の会見で、「新型コロナウイルス感染症等感染防止対策実施医療機関みんなで安心マーク」発行システムの流れについて発表した。日医のホームページを通じて、来週から発行する予定だ。
日医のホームページメインビジュアルの「『みんなで安心マーク』はじめました」をクリックすると、「みんなで安心マーク」のページに入ることができる。利用規約、基本情報の登録、実践している感染防止対策のチェックリストの流れになっている。
日医ホームベージから、医療機関が感染防止対策セルフチェックリストのすべての項目を実践していることを回答した場合、「みんなで安心マーク」がダウンロードでき、発行となる。
チェックリストは次の9項目。
①職員に対するサージカルマスクの着用、手指衛生の適切な実施
②職員に対する毎日(朝、夕)の検温など健康管理の適切な実施
③職員が身体の不調を訴えた場合の適切な対応
④患者、取引業者などに対するマスクの着用、手指衛生の適切な実施の指導
⑤発熱患者への対応策として、時間的または空間的に動線を分け、他の患者との接触を避けるなどの対策(事前に電話での受診相談を行う、対応できる医療機関へ紹介するなど)
⑥受付における感染予防策(遮蔽物の設置など)
⑦患者間が一定の距離が保てるよう必要な措置
⑧共用部分、共有物などの消毒、喚起などの適時、適切な実施
⑨マスクなどを廃棄する際の適切な方法
同マークを発行した医療機関のリストは日医のホームページに掲載する。同マークは日医会員以外にも発行する。
釜萢敏常任理事は、「来週にもシステムとして稼働できる見通しだ。『みんなで安心マーク』は医療機関の入り口にしっかり掲示し、院内にチェックリストを掲げて患者の理解を賜るように取り組んでほしい」と述べた。