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7府県にも緊急事態宣言 菅首相「10~11月にワクチン接種完了めざす」(8月17日)

菅義偉首相は8月17日の会見で、茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県に緊急事態宣言を発出することを発表した。宮城、富山、山梨、岐阜、三重、岡山、広島、香川、愛媛、鹿児島の10県にはまん延防止等重点措置を適用し、期間はそれぞれ8月20日から9月12日までとする。

すでに緊急事態宣言の対象となっている6都府県と、まん延防止等重点措置の対象となっている6道県については、期間をそれぞれ9月12日まで延長する。

菅首相は医療提供体制について、自宅療養者に電話診察を行う体制を強化し、自宅療養者に酸素投与が必要になった際には、病院等に設ける酸素ステーションで、「速やかに酸素投与ができる体制を各地に構築していく」との方針を示した。

軽症者のための宿泊療養の体制整備を進める考えも示し、「今後も最大限の上積みを行う」と述べた。

新型コロナ患者の重症化を防止するため、カクテル療法を「50代以上や基礎疾患のある方々に対して集中的に使用し、重症化を防ぐ」と述べた。全国で千か所、東京都では百数十か所でカクテル療法を実施するという。

ワクチンについては、「全ての対象者の8割に接種できる量を、10月初旬までに配分する。10月から11月のできるだけ早い時期に、希望するすべての方への2回のワクチン接種完了をめざす」と述べた。


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