消費税の補てん不足で横倉会長「大変な怒り」(8月1日)
日本医師会の横倉義武会長は8月1日の会見で、消費税率8%への引き上げに伴う診療報酬の補てん不足問題について「大変な怒りを持っている。平成26年度改定のときには消費税の引き上げ分はしっかり対応するとの方針が示され、我々には『しっかり対応できた』と報告を受けていた。しかし、実際がそうしたことがまったくなかった。特に急性期の病院を中心に大きな補てん不足が出ている」と批判した。
今後の対応については「現在、会内で中医協の議事録など経緯の検証を行っている。どこで間違いが起きたのかを把握し、二度とこのような間違いが起きないような対策をどうするかを厚労省に申し入れるつもりだ。大学病院を中心に補てん不足で経営が苦しいところがあるので、『どのような形で補てんしていくかを再検討してほしい』と強く申し入れたい」と述べた。