日医が新型コロナ対応でJMATを派遣(4月15日)
日本医師会は15日の会見で、新型コロナウイルス感染症への対応として、「日医災害医療チーム(JMAT)」の派遣について発表した。特例的な運用のため「COVID-19 JMAT」と称し、軽症者の受け入れ施設などへ派遣する。7日付けで各都道府県医師会長に通知を発出している。
派遣先となる都道府県医師会からの要請に基づくもので、◇軽症者や無症状者の受入施設(宿泊施設等)やその健康管理部門◇帰国者接触外来、行政や地域医師会等が設置した仮診療所―などに派遣を行う。ただ、状況の変化に応じて、同感染症患者を受け入れる医療機関への派遣なども検討する。
チームの編成は、当該都道府県医師会自らが派遣する「被災地COVID-19 JMAT」、他地域の医師会が編成・派遣する「支援COVID-19 JMAT」。当面の構成は無症状者や軽症者に対応する医師や看護職員等、ロジスティックスを担う業務調整員や事務職員とする。
派遣を受ける側には、感染予防に必要な装備の十分な提供や着脱訓練の実施などを求めている。
会見で石川広己常任理事は、「いまのところ東京都と福岡県から派遣の要請をもらっている。既に軽症者を受け入れているホテルで、自らが派遣するJMATのかたちで動いている」と述べた。