ユルトミリス点滴静注の費用対効果評価による価格調整を了承(5月12日)
中医協総会は12日、発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療薬であるユルトミリス点滴静注(アレクシオンファーマ)の費用対効果評価の仕組みによる薬価引下げを了承した。1瓶73万894円が69万9570円に下がる(▲4.3%)。医療機関の在庫価値への影響を踏まえ、適用日は8月1日からとする。
ユルトミリス点滴静注は令和元年8月28日に、市場規模が100億円以上であることから、対象品目に指定された。その後、企業や厚労省・専門組織による分析が行われ、「比較対照技術に対し効果が同等であり、かつ費用が増加」と判断された。
なお、効能・効果に「非典型溶血性尿毒症症候群」が令和2年9月25日に追加されたが、分析の対象とはなっていない。