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日本認知症学会が札幌市で学術集会を開催(10月12日)

日本認知症学会は10月12~14日の3日間、札幌市で学術集会を開催した。12日にはシンポジウム「認知症の人と家族を支える医療とケア」が実施された。

国立長寿医療研究センターの武田章敬医療安全推進部長が、「全国の救急告示病院を対象とした認知症の人の身体疾患診療に関する調査」について紹介。認知症ケア加算を算定している病院は、算定していない病院よりも認知症患者の緊急入院の受け入れに積極的であることなどを示した。

国立長寿医療研究センター病院の鷲見幸彦副院長が、認知症初期集中支援チームについて説明。チームの介入による効果として、認知症の人が医療・介護につながること以外に、家族の負担感の軽減を上げた。

たなか往診クリニックの田中誠理事長が、在宅での認知症の人の緩和ケアの取り組みを紹介。内田病院の田中志子理事長が、法人として20年前から一貫して身体拘束ゼロで認知症ケアを継続している取り組みを説明した。

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