あはき療養費の不正対策を議論(12月27日)
社会保障審議会医療保険部会のあん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会は12月27日、あはき療養費の不正対策について議論した。
健保連の幸野庄司委員は往療料について、「不正の6割が往療料関係であるため、往療料の抜本的な見直しなくしては受領委任の検討には入れない。訪問専門の施術所は往療料を必要としない患者にも往療料を算定している不正が多いため、厳格な基準を求める。最終的には往療料と施術料の包括化を提案したい」と述べた。
施術者側は、「出張専門であっても医師の同意があって、患者が歩行困難であれば現行どおり支給する形を堅持してほしい」と要望した。