緊急事態宣言を6月20日まで延長「ワクチン接種にしっかり財政支援」と菅首相(5月28日)
菅義偉首相は5月28日の会見で、北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県の9都道府県について、緊急事態宣言を延長し、6月20日までとすることを発表した。
埼玉県、千葉県、神奈川県、岐阜県、三重県についてはまん延防止等重点措置の期間を延長して、6月20日までとする。
現在の感染状況について「全国の新規感染者数は、全体として減少に転じる一方、依然として増加傾向にある地域もあり、予断を許さない状況」との認識を示した。その上で、今後の3週間を「感染防止とワクチン接種という二正面の作戦の成果を出すための極めて大事な期間」と位置づけ、国民への協力を求めた。
ワクチンについて1日100万回接種することをめざすと明言。「来月中には、高齢者への接種の見通しがついた市町村から、基礎疾患がある方々を含めて、広く一般にも接種を開始する」と述べた。接種費用に上乗せ支援が必要との声があることに言及し、「国としてしっかり財政支援を行う」と述べた。