東京都の住民の抗体保有率は0.1%(6月16日)
厚生労働省は6月16日、東京都・大阪府・宮城県で住民を無作為抽出して新型コロナウイルスの抗体検査を実施した結果を発表した。抗体保有率は東京都0.10%、大阪府0.17%、宮城県0.03%で、厚労省は「依然として大半の人が抗体を保有していないという結果」と説明した。
加藤勝信厚労相は、「これらの陽性検体については、検体中の抗体が、実際に新型コロナウイルスに対してどの程度の防御機能を持つのかなどについて、国立感染症研究所でさらに精査する。今回の調査結果のほか、産生された抗体の持続期間や免疫防御機能との関係に関する他の研究の状況を踏まえて、抗体検査の活用方策や、さらなる抗体保有率調査について検討していきたい」と述べた。