四病協が賀詞交歓会を開催(1月10日)
四病院団体協議会は1月10日、ホテルオークラで新年賀詞交歓会を開催した。幹事団体の日本医療法人協会の加納繁照会長は、挨拶で「人生100年時代で、高齢者などが病院と在宅を行き来する『輪廻転“床”』が今後必要になってくる。それを支える地域密着型の急性期病院の重要性がより高まる」と述べた。
日本病院会の相澤孝夫会長は、「病院全体が不安な状況に陥っている。何かもやもやとした空気が覆っており、それを吹き飛ばしたい」と乾杯の音頭を取った。
来賓の日本医師会の横倉義武会長は、令和2年度診療報酬改定の本体改定率が0.55%になったことについて、「医療従事者の人件費を最低1%は上げる財源が必要と主張し、その分は確保できた。0.08%分の働き方改革への対応分も設けられた」と、日医の主張が一定程度認められたことを示した。
稲津久厚労副大臣は、地域医療構想、医師偏在対策、医師の働き方改革を三位一体で推進するため、予算や制度で対応していく姿勢を強調した。