訪日外国人への自由診療価格は一般診療で1.3倍(3月11日)
厚労省の訪日外国人旅行者等に対する医療の提供に関する検討会は3月11日、政府の「明日の日本を支える観光ビジョン」に沿った厚労省の取組みに関わる項目の議論を終えた。
年度内にこれまでの議論を整理する。 同日は、「訪日外国人に対する適切な診療価格」と「外国人患者受入れのための医療機関向けマニュアル」の作成に向けた議論を中心に行った。
訪日外国人への自由診療価格では、咽頭炎など一般的な診療で、通訳費など追加的な費用を上乗せし、診療報酬の1.3倍程度との研究結果が例示された。医療機関向けマニュアルでは、治療を始める前に支払える額の上限などで、患者と医療機関が取り決めをするなどの工夫が示された。