経済財政諮問会議は６月11日、経済財政運営と改革の基本方針2019（骨太の方針2019）の原案について議論した。諮問会議は今月下旬の次回会合でまとめ、骨太の方針2019は月内に閣議決定される予定だ。

骨太の方針2019の「社会保障の基本的な考え方」では、「年金及び介護については、必要な法改正も視野に、2019年末までに結論を得る」とするとともに、医療等のその他の分野についても、2020年度の骨太の方針で「給付と負担の在り方を含め社会保障の総合的かつ重点的に取り組むべき政策を取りまとめる」とした。

予防･健康づくりの推進では、健康寿命延伸プランを推進することを明記。認知症予防については、「『認知症施策推進大綱』に基づく『共生』を基盤として、予防に関するエビデンスの収集・普及、研究開発などを進める」とした。