全世代社会保障検討会議が三師会からヒアリング(11月8日)
政府の全世代型社会保障検討会議は11月8日、日本医師会など三師会からヒアリングを行った。三師会は、①医療全体のあるべき姿、ビジョンを国民に示していくことが安心につながる②人生100年時代の安心の基盤は健康であり、生涯を通じ健やかに過ごすためには予防が重要③国民皆保険の理念に沿った改革こそが国民の安心につながる―の3点について合同で提言した。
日医の横倉義武会長は、「患者負担を増やすことだけで社会保障改革を進める方向性では、かつて後期高齢者医療制度を実施したときに国民から非難を受けた二の舞になる。国民皆保険という社会保障の根幹にかかわる問題については、国民に広く負担してもらわなければならない」と主張した。