医療保険部会が地域別の診療報酬設定などを協議(4月19日)
社会保障審議会の医療保険部会は4月19日、医療保険制度の課題について協議した。
厚労省は論点として、①予防・健康づくりの推進②高額薬剤・医療技術への対応③医療費の動向等に応じて給付率を調整する考え方④地域別の診療報酬の設定―を示した。
財務省が求めている地域別の診療報酬設定の具体的な活用メニューの提示に対し、「地域の実情に応じた取り組みにかえって枠をはめることになりかねない。引き続き、医療費適正化の計画の実施主体である都道府県の意見を丁寧に聞きながら対応していく」との認識を示した。地域別の診療報酬の設定については全国知事会や健保連、医療関係団体の代表からは慎重な対応を求める意見が出された。