協会けんぽの28年度決算は4987億円の黒字(7月7日)
協会けんぽは7月7日、平成28年度決算の見込みを発表した。収入差は4987億円で、7年連続の黒字決算となった。
収入は、保険料収入や被保険者の賃金が増えたことで前年度より4.1%の増加した。一方、支出をみると、保険給付費は診療報酬のマイナス改定などで加入者1人当たり医療給付費の伸び率が鈍化したことや、高齢者医療の拠出金が総報酬割の拡大などで減少したことから、1.4%の伸びにとどまった。
なお、準備金残高は1兆8086億円となり、保険給付費など支払に必要な額の2.6カ月分を確保できる見通しになった。