オンライン資格確認の本格運用開始を10月に延期(3月26日)
厚労省は3月26日の社会保障審議会医療保険部会に、オンライン資格確認の本格運用の開始時期を3月下旬から10月まで延期することを報告し、了承された。
延期の理由は、保険者が管理・登録している加入者のデータが不正確であることや、医療機関の院内システムへのデータ読み取りにエラーが発生していることなど。システム改修やデータの修正・確認を行うため、当面は現行の「プレ運用」を継続し、遅くとも10月までに本格運用を開始する予定。
厚労省は、プレ運用の対象施設を「約500機関」としてきたが、4月以降は500機関に限定せず、約10万機関程度まで順次拡大していく。
医療機関等のシステム改修費を一定の補助上限まで全額補助する特例の期限は3月末。委員からは、この延長を求める意見が出されたが、厚労省の山下護医療介護連携政策課長は「申し訳ないが、特例措置の延長はできない」と述べた。