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老齢年金の受給者は100人中27.8人- 「日本の1日、人口100人でみた日本」

厚生労働省は8月27日、令和元年~5年の数値を用いて作成された「日本の1日、人口100人でみた日本」を公表した。このうち、「人口100人でみた日本」の概略を紹介する。
人口は、男性48.6人、女性51.4人、15歳未満は11.4人、65歳以上は29.1人。
年金関係を見ると、国民年金の被保険者は、第1号11.3人、第2号等37.1人、第3号5.8人、老齢年金の受給者は27.8人となっている。
労働関係では、就労者は54.3人、このうち自営業者は4.1人、雇用者は48.9人。雇用形態を見ると、正社員は29.1人で、契約社員・嘱託は3.2人。非正規雇用の中では、パートが最も多く8.3人となっている。(グラフ参照)
男女比率は、男性26.4人、女性22.5人とある。また、雇用保険加入者は、35.7人、雇用保険受給者は0.3人。失業者1.4人とある。
健康保険加入者は、組合健保・協会けんぽが55.0人、国民健康保険が22.9人、日常生活の悩み・ストレスを感じているのは、12歳以上で46.1人とあり、「こころの健康」対策の必要性を感じさせる結果となった。

「日本の1日、人口100人でみた日本」は、「厚生労働白書」の巻末に掲載されている。


人口100人でみた場合の雇用形態別労働者構成。正規雇用は約64%、非正規雇用は約26%。

厚生労働省 「 (人口100人でみた日本)


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