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東京都医師会が自宅療養者への対応強化 オンライン診療も実施へ(8月13日)

東京都医師会の尾崎治夫会長は8月13日に会見し、「新型コロナの感染拡大の状況は災害級だ」と危機感をあらわにし、自宅療養者への対応を強化する方針を示した。

新型コロナの感染拡大で、都内では自宅療養者と入院を待機している人が急増している。尾崎会長は、「感染者が増加し、保健所から感染者への初回の連絡が遅れている。医療機関の発熱外来で新型コロナの診断がついた場合には、保健所が患者に連絡するまでの間、診断した医療機関に電話やオンライン診療も活用して患者をしっかり診てもらいたい」と述べた。

自宅療養者への往診の体制を強化するため、平日の昼間の在宅医療を在宅医療専門のクリニックを運営する悠翔会へ委託することも明らかにした。 新型コロナの重症化を防ぐ効果が期待される抗体カクテル療法については、「東京都では軽症者が入院できる状況ではなく、自宅等で使える体制をつくらなければいけない」と述べ、軽症者に早期から投与できる体制の整備が重要と強調した。

自宅療養患者にオンライン診療実施へ

猪口正孝副会長は、都内で自宅療養する新型コロナ患者に対して、医師会によるオンライン診療の体制を整備する方針を示した。自宅療養者への支援は、東京都・東京都医師会・地区医師会が実施しているが、地域により支援の実施状況にばらつきが出るため、全都の自宅療養患者を均一にオンラインで診療できる仕組みもつくったという。猪口副会長は、「数十人の医師が、オンライン上の待合室で待つ多数の患者をオンラインで診療していくシステムで、来週から進める」と述べた。

オンライン診療には、MICIN社の「curon typeC」というシステムを利用し、診療時間は18~21時となる予定。保健所または自宅療養者フォローアップセンターが、自宅療養中の患者の中から、オンライン診療を受ける患者を選定する。患者は保健所等から送られたURLにアクセスし、オンライン上の仮想待合室で待つ。オンライン診療を行う複数の医師が、仮想待合室の患者を診療するという流れになる。 

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