「重症度、医療・看護必要度」のB項目を組換え(12月13日)
中医協は12月13日の総会で、一般病棟などで入院患者の重症度を評価する「重症度、医療・看護必要度」のB項目を組み換えることで合意した。ADLを含む患者の状態を明確化するため、現行の7項目を「患者の状態」と「介助の実施」に分けて、掛け合わせることで評価する。基準値に与える影響はないとしている。一般病棟だけでなく、特定集中治療室・ハイケアユニット用でも適用する。
あわせて、「評価の根拠」となる記録を不要とし、看護職員の業務負担軽減を図る。
特定機能病院については、使用ガイド付きの医薬品集(フォーミュラリー)の作成・維持を行う体制を評価することの論点をめぐり、支払側は賛成したが、診療側が反対して議論は平行線をたどった。使用ガイド付きの医薬品集の運用では、質と安全性の高い薬物治療を図り、推奨薬剤リストなどを作成する。既存治療のある薬剤は費用対効果が重視される事例がある。
また、特定機能病院は回復期リハビリテーション病棟入院料が届け出ることができなくなる。