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AI開発の重点課題を整理(4月17日)

厚労省の保健医療分野AI開発加速コンソーシアムは4月17日、医療安全におけるAIの活用についてヒアリングしたほか、AI開発を進めるための課題整理に向けて意見を交わした。

厚労省が、これまでの議論の概要を重点分野ごとに整理して提出。①がんゲノム②画像診断③診断・治療支援④医薬品開発⑤介護・認知症⑥手術支援⑦AIホスピタルについて論点を示した。このうち診断・治療支援では、AIを用いた場合の責任の所在を論点にあげた。

AIは、診療プロセスの中で効率を上げる支援ツールと評価する一方、「医師が最終的な判断の責任を負うことが原則」としている。

医療安全におけるAIの活用を発表したのは、聖路加国際大学公衆衛生大学院のウォン・スイー准教授。インシデントレポートを収集し、ビッグデータとして分析することで有害事象を防ぎ、医療安全を促進する研究のねらいを説明した。  

保健医療分野AI開発加速コンソーシアムの様子

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