樽見医薬・生活衛生局長「改正薬機法案の早期成立を」(8月2日)
厚労省の樽見英樹医薬・生活衛生局長は8月2日、厚生日比谷クラブとの就任会見に応じた。継続審議となっている改正薬機法案の早期成立を強調。
「秋の臨時国会または秋からの通常国会で早期に成立するよう取組む。医薬品、医療機器の安全で迅速な提供、薬剤師・薬局のあり方の見直し、法令遵守体制の整備という医薬品・医療機器行政の大きな内容」と指摘した。
医薬品の審査や安全対策については「医薬品医療機器総合機構の審査体制の整備、安全対策の人員拡充を行っている」と述べた。
医薬分業については「高齢患者が増加しており、ポリファーマシーや副作用症状に投薬するカスケードを防ぐために、生活の場に近い薬局で調剤を受けやすくする。医薬分業のメリットはまだ伸ばせる」と述べた。