医療部会が医療計画見直しの報告内容を了承(7月20日)
社会保障審議会の医療部会は7月20日、来年度からの第7次医療計画の検討状況について了承した。
医療従事者の確保策や地域医療構想の達成に向けた介護施設・在宅医療等の新たなサービス必要量の考え方などについて報告を受け、概ね了解を得た。
報告内容は、「医療計画の見直し等に関する検討会」で議論してきた①医療従事者の確保②協議の場③5疾病5事業④在宅医療⑤地域医療構想の達成に向けた取り組み―などとなっている。
また、国家戦略特区の提案を受け、医療放射線の管理で規制緩和を行うことを了承した。
PET(陽電子放射断層撮影)検査は現在、PET使用室での使用に限っているが、「PET‐CT、PET‐MRI」という複合装置に対応するため、「可搬型PET装置」に限定し、MRI室等でも使用できるよう規制を緩和する。その際、放射線診療従事者や医療機関内の他の患者への放射線の防護する適切な措置を求め、適正マニュアルの順守を必須条件とする。夏以降に医療法施行規則を改正する方針だ。