日医の医師の団体在り方検討委員会「全員加盟の組織の実現へ」(4月1日)
日本医師会は1日の会見で、会内の「第Ⅱ次医師の団体の在り方検討委員会」(委員長=本庶佑京都大学特別教授)がまとめた報告書を発表した。
2017年3月の第Ⅰ次委員会報告では「行政から独立した、医師全員が加盟する団体が必要」と提言。今回の第Ⅱ次報告では◇医師の自主性・自律性を基とした任意加入での全員加盟を目指す◇新たに団体を設置するよりも医師会組織を活用して全員加盟の団体たる役割を担わせる方が現実的◇医師を構成主体とする団体間での様々な既存の議論の場を整理・再構築して「新たな議論の場」を設け、全ての医師の理解の醸成を図り、その共有を目指すべき―と提案している。
会見で今村聡副会長は、「報告書を受けて日医としては、全員加盟たる医師会組織の実現に向けて具体的な取り組みの検討を進めていきたい」と述べた。