脳卒中などの情報収集で循環器病情報センター設置(6月5日)
厚労省の非感染症疾患対策に資する循環器病の診療情報の活用の在り方に関する検討会は6月5日、大筋で報告書をまとめた。救急搬送や診療提供体制の構築に役立てるため、脳卒中や心血管疾患など循環器病の実態を把握するデータベースを作成する。
当面はモデル事業として始める。国立循環器病研究センターを念頭に循環器病情報センターを設置。関連学会が認定する医療施設や救急救命センターなど協力を得られる医療施設を対象。施設数は1千施設程度を想定する。
診療情報は患者の同意を得た場合とする。過去に入院した患者と同一であるかを把握するため、同一人の判別を課題とした。データの偏りを防ぐため、死亡事例の情報も集める。将来的には、NDBデータとの情報と合わせて活用することを念頭にシステム開発を進める。