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中医協が大病院受診時の定額負担や情報提供を議論(5月15日)

中医協は5月15日の総会で、患者・国民に身近な医療のあり方をめぐり、2020年度診療報酬改定に向けた議論を行った。テーマは、①患者・国民から見た医療②かかりつけ医機能③患者に必要な情報や相談支援-とした。 紹介状なしの大病院受診時の定額負担やかかりつけ医機能の評価、患者への情報提供の際の医療者の負担軽減などで意見が出た。

紹介状なしの大病院受診時の定額負担に関しては、支払側委員から「200床以上の地域医療支援病院であれば、定額負担の対象にすべき」との意見が出た。

患者への情報提供に関しては、診療側の委員が「業務の効率化が求められる中で、電子カルテシステムを使っても、患者・家族のサインをもらうには紙に出力しなければならない。負担感が大きく、改善してほしい」と要望した。

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