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鈴木医務技監「薬価財源を介護・障害に配分」を示唆(7月13日)

厚労省の鈴木康裕・医務技監は7月13 日、厚生日比谷クラブとの会見に応じた。

同11日付で就任した 医務技監の役割として、医学的な専門的見地に関わる領域で、「3つの境を越える」と発言。局・課間、省庁間、国家間を横断する領域で調整を担う役割を強調した。

政策については「基本的には局長以下にやってもらい、屋上屋を重ねることはしない」と述べる一方、医療・介護の同時改定を含め、必要に応じて積極的に関わっていく姿勢をみせた。

特に、予算編成における社会保障の自然増抑制を達成する際の調整に言及。自然増を抑制する政府の方針の中で、医療・介護・障害の報酬改定において、プラスの財源となるのは「おそらく薬価財源だけ」と指摘し、薬価の財源を診療報酬だけでなく、介護・障害にも配分する可能性を示唆した。

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