オンライン診療のガイドラインまとまる(3月29日)
厚労省の「情報通信機器を用いた診療に関するガイドライン作成検討会」は3月29日、オンライン診療の実施に関する指針をまとめた。前回示された指針案から、特に情報セキュリティの通信環境の記載で変更があった。
個人情報の漏洩など情報セキュリティでは、患者の医療情報を保存するシステムとオンライン診療で用いる情報通信機器が「接続」と「非接続」でリスクが異なるので、両者を分けて整理。「非接続」の場合も万全のセキュリティ対策を医師側に求めるが、患者の判断でスマートフォンなどで自分の情報を保存することは禁止しない。医師側に情報通信機器の知識が必要になることから、研修の受講などを努力義務とした。
厚労省は3月30日付で、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」として、正式に公表した。