時々刻々|#7 本来的に、人は自分のために働いているのではないのか
本来的に、人は生きるために働く。なかには、働くことが楽しくて生きている、働けないのだったら、死んだほうがましだ、という人もいるかもしれないが、楽しいと感じるほどの働き方をしている人は、働くことに満足し、自己実現と言っていいのか、働くことのすばらしさ、尊さを実感しているわけで、このこと自体は否定されることではないし、労働とは本来的に尊いものなのだという思いに至る。そうしたことから、生きていくためにしろ、自己実現にしろ、自分のために働くということが、労働の本質だと思う。
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