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初診からのオンライン診療とオンライン服薬指導は特例は当面、継続へ(8月6日)

厚生労働省のオンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会は8月6日、新型コロナ対応として初診からの電話診療・オンライン診療を認める現在の時限的・特例的な取り扱いを当面の間継続することを了承した。薬剤師には薬機法改正に先立ち電話・オンラインでの服薬指導を特例で認めているが、これも継続する。3か月後をめどに再度、特例措置の継続について検討する予定。

厚労省は4~6月のオンライン診療の実績を報告した。なかには初診から麻薬・向精神薬を処方するケースなど、特例措置の要件を遵守していない事例があった。今後、特例措置の要件を改めて周知するとともに、要件を守らない診療には厳正に対処する方針を確認した。

厚労省は今後、「電話・オンライン診療では、医療機関とおおむね同一の二次医療圏内に生活や活動の拠点をもつ患者を対象とすることが望ましいこと」、「電話診療が適していない疾患に留意する必要があること」について周知を図る。

同日の委員からの意見を受けて、特例措置でも医師に研修の受講を義務づける方向だ。 

【編集部より】 社会保険旬報No.2793(2020年8月21日号)「動向」で、オンライン診療の実績検証について詳しくお伝えします。

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