死亡者数が11年ぶりに減少 婚姻件数は▲12.7%の大幅減ー令和2年の人口動態統計速報(2月22日)
厚労省は2月22日、令和2年の人口動態統計速報を公表した。死亡者数は11年ぶりに減少に転じ、婚姻件数は▲12.7%と大幅に減少した。
死亡数は138万4544人で、前年と比べ▲0.7%となった。高齢化を背景に、死亡者数は近年、増加傾向にあったが、11年ぶりに減少に転じた。なかでも、肺炎やインフルエンザを含む呼吸器系疾患による死亡者数が前年より減少している。2年1月には▲6.1%と大きく減っており、厚労省の担当者は、暖冬の影響も考えられると指摘した。
出生数は87万2683人で、前年より▲2.9%。過去最低を更新した。死亡者数が出生数を上回り、人口は51万1861人減少した。
婚姻件数は53万7583組で▲12.7%と大幅に減少した。減少幅は昭和25年以来の大きさとなった。