
診療報酬改定の議論の整理案を中医協に提示(1月10日)
厚労省は1月10日の中医協総会に、令和2年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論の整理案を提示した。社保審の医療保険部会・医療部会が決定した基本方針に沿って、改定項目の見直しの方向性を示している。
1月15日の総会で整理案を了承し、パブリックコメントを募集した上で、1月24日の公聴会に報告する段取りだ。
同日の総会では、健保連の幸野庄司委員が、特定機能病院における入院患者の薬剤適正使用の推進で、使用ガイド付き医薬品集(フォーミュラリー)の作成・維持を行う体制を評価することを見送ったことや、分割調剤の見直しで医師が分割調剤を指示するインセンティブが盛り込まれていないことに対し不満を表明した。
厚労省は「中医協で議論したが、合意が得られなかった」と理解を求めた。
