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令和2年受療行動調査を公表 外来の予約が増加(9月13日)

厚労省は9月13日、令和2年受療行動調査(概数)の結果を公表した。

外来患者の予約状況をみると、「予約をした」が前回平成29年調査から6.0ポイント上昇し、77.4%となった。厚労省の担当者は、「新型コロナウイルス感染症の発生が医療機関の体制変化に影響を与えた可能性として考えられる」との見解を示した。

外来患者の診察時間は「5分~10分未満」が41.2%と最も多く、次いで「5分未満」が27.7%、「10分~20分未満」が15.7%の順となった。

入院患者の今後の治療・療養の希望は、「完治するまでこの病院に入院していたい」が45.1%と最も多く、「自宅から病院や診療所に通院しながら、治療・療養したい」が31.2%となった。

病院に対する全体的な満足度をみると、「満足」の割合は外来64.5%、入院68.9%。項目別にみると、「医師による診療・治療内容」(外来59.6%、入院71.5%)、「医師との対話」(外来61.0%、入院67.0%)、「医師以外のスタッフの対応」(外来63.3%、入院72.0%)の順に高い。一方、「不満」の割合は、外来3.8%、入院4.9%。項目別では、外来患者では「診察までの待ち時間」(23.9%)、入院患者では「食事の内容」(13.6%)が高かった。

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