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疾患別リハビリ料の要件緩和などで合意(11月27日)

中医協は11月27日の総会で、リハビリテーションや有床診療所をテーマに議論した。

脳血管疾患リハビリ料や呼吸器リハビリ料の疾患別リハビリ料においては、言語聴覚療法士の配置要件を設ける。がん患者リハビリ料においては、直近のがんの罹患率や治療選択肢の多様化などを踏まえ、対象患者の要件を緩和する。

摂食機能法の経口摂取回復促進加算は、嚥下チームの介入が肺炎発症の減少に効果があることがわかり、要件を見直す。これらの論点について、概ね合意を得た。

疾患別リハビリ料は、実施計画を定めるまで算定できないが、それによりリハビリの開始が遅れる場合がある。このため、医師の具体的な指示があれば、計画策定前の算定を認める方向で緩和する。

リハビリに関連する書類は、様式が多岐にわたり、内容が類似・重複する部分があることから、簡略化を図る。患者への分かりやすい情報提供の観点でも整理。これらについて、特に異論はなかった。

有床診療所については、◇充実した配置基準を行った場合の入院医療の評価引上げ◇急性期病棟からの患者受入れた場合の加算できる期間の拡大◇他の医療機関と連携した管理栄養士による栄養食事指導の評価─が論点になった。診療側からは賛意が示されたが、支払側の委員からは慎重な対応を求める意見が出た。  

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